目が覚めたとき、ゆきがいたんだ。


少し髪が伸びててびっくりしたけど
変わらない笑顔に安心した。




「悠斗…っ悠斗…っ悠斗…っ」


涙ボロボロ流しながら
何度も俺の名前を呼ぶ。

なんだか、懐かしい気分になる。


朦朧とする意識の中、
俺はゆきのぬくもりを感じた。