「もう…ゆきに俺は必要ないな。」


「そんなことないよっ!
彰はゆきの大切な友達ぢゃもん…っ!」



友達…

その言葉が俺の心臓に突き刺さった。



「友達…?なら俺の気持ちは?」


俺がそう言うと、ゆきは
目を見開いた。


「ごめん…。」


謝るなよ。なんで謝るんだよ。



「…今日は、いつも通りでいよう。」


そう言うと、ゆきは不安な顔をした。


俺はゆきを忘れよう、と
この時決めたのだ。