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悠斗の病室の前で、
彰は緊張しているのか
深呼吸していた。

そして、扉をあけた。




「………彰?」


ゆきたちの目の前には
瞳に光を映した悠斗の姿があった。


「…ゆ…ゆう…と…。」


「久しぶりだな、彰。」


悠斗の太陽みたいな笑顔が、
そこにあった。



彰は悠斗に駆け寄り、握手をした。


「なんだよ。覚ましてんぢゃん…。
心配かけさせんなよな…。」


悠斗の手の温もりを
彰は感じていた。