****************** 悠斗の病室の前で、 彰は緊張しているのか 深呼吸していた。 そして、扉をあけた。 「………彰?」 ゆきたちの目の前には 瞳に光を映した悠斗の姿があった。 「…ゆ…ゆう…と…。」 「久しぶりだな、彰。」 悠斗の太陽みたいな笑顔が、 そこにあった。 彰は悠斗に駆け寄り、握手をした。 「なんだよ。覚ましてんぢゃん…。 心配かけさせんなよな…。」 悠斗の手の温もりを 彰は感じていた。