君の笑顔が





ゆきのすべてを悠人は見透かしてそうで

…こわい…。


ゆきは悠人から目を離した。

「……わかった」

一言呟いて、悠人の手をどけて、

また黒板に目をやった。

胸がバクバク言って止まん。

たぶん顔はやばいほど真っ赤。

顔、めっちゃ熱いもん…。

ゆきは手で赤くなった頬を隠した。