目の前にはさっきの おじさんが立っていた。 杖をもっていない。 その瞬間、私は全てを悟った。 血の気が引いていくのがわかった。 おじさんはニヤリと笑うと 「もう起きたの?」 と言った。 ゾワっと身体が震えた。 こわいこわいこわいこわいこわいっ! 足がすくんで動けない。 私はただ震えていた。