******************* ある時ゆきは泣いとったた。 急に教室から飛び出しかと思うと、 トイレの個室に閉じこもってしまったのだ。 私も状況が読めんまま ゆきを追いかけた。 個室からはゆきの しゃくりあげる声が聞こえた。 私はゆきが出てくるまで待つことにした。 10分ほどしてゆきは出てきたけど、 その目は泣きはらした目だった。 やっぱり私は、なにも言えんかった。 「ゆき…なにがあったんか、 落ち着いたらいつでもいぃけん おしえてほしい。」 これだけしか言えんかった。