掃除の時間になって…。

あたしは先生の存在を
完璧に忘れていた。



「あ~!つまんない!」


それしかない。




「まじめにやれやぁ!」


廣戸先生はみんなに言っている。


あたしはあまり好きではなかったから
先生の話は無視していたけど…。









翌日。


教室に行くと
廣戸先生しかいなかった。



「…」

今日は担任にないのかな?


「あの~」

「なんや?」

「今日って岡田先生いないんですかぁ?」

初めて先生に話しかけた。


「あ~うん。そうみたいだなぁ」


なんか軽い!


「分かりました~」


正直担任がいないって知ると
嬉しかった。