「ん~♪」

あたしは上機嫌だった。

「どしたの?」
ちぃちゃんは聞く。

「ん~?さぁ~?」


あたしもよくわからない。
なんで今あたしが上機嫌なのか。



「良いことでもあったの?」
「ん~…さぁ?」
「さぁってw」
「だって分からないんだもーン!」


分からない。
分からない…の。


でも一つわかっているのは。


千守先生の笑顔が
頭の中から消えないっていうこと。


「…」

あの時の先生の笑顔が
頭にこびりついて…。

なんで?

なんで?

なんで…?