「ただいま〜」
「まだ駅ついただけだろ」
「はは(笑)」
完璧酔っぱらいです
そんな私の手を引っ張って駅からまた私の家まで連れていってくれた
「なぁ.桃」
「ん〜?」
ぼんやりした頭で必死に優哉に耳を傾ける
「あの幼なじみの事好き?」
「………幼なじみ?…あー」
「昨日のお前おかしかったからさ」
「優哉って優しいよね〜.いつも私の事心配してくれてさ」
思ったまま口に出す
「優哉好きになったら幸せになれた気がする(笑)」
なんて笑いながら.優哉の先を歩いた
もう少しで家が見えるような位置を歩く私達
「あー優哉!私ん家!もうちょっと〜」
話をそらすような形で酔っぱらいのままの私
いい気持ちで歩いてると
後ろから手を引っ張られて
横にある壁に背中を押しつけられた
「いった」
「俺の事.好きになればいいじゃん」
痛みに歪んだ顔に入ってきたのは対象的な真面目な優哉の顔だった

