日だまりの愛


それからお店の方にケーキを切り分けてもらい.皆でわけて食べた


どんどんお酒も進み.上機嫌の中の上機嫌で

色んな人にお礼を言いながらも絡んでいった










また2時間過ぎ
お開きの時間になった



私は沢山のプレゼントを持って外に向かった

皆がそれぞれ帰ってくのをお礼を言いながら見送った

「ありがとう〜バイバイ♪」







そして祥子と優哉だけになったのを見て足を進めた


「あれ?」




歩きだした私は一歩踏み出しただけでペタッと床に座り込んだ


「この酔っぱらいが」



ため息まじりの低い声が上から聞こえた

それと同時に腕を捕まれ.グッと力を入れて立たされる



「送ってくよ」


「いいよ.私は大丈夫だから♪優哉は祥子を送りなさぁい!」




優哉に向かって人差し指を差して命令した




「まじで酔っぱらいじゃん。あいつなら.ついさっき一輝に連れられて行ったぞ」


「え?」


さっきまでいたのに!
いつの間に?

てか一輝は………祥子の近所だから安心か




てかてか!
祥子にありがとう言ってない


どうしよ
どうしよ〜




「メールすりゃいいじゃん」


「へ?」


「お前.独り言なのかなんなのか分かんないけど.全部口に出てる」


「また?」




また声に出してたみたい

少しシュンとなった時
急にプレゼントを持った手が軽くなった


「よし.帰るぞ」



よく見るとプレゼントは優哉が持っていた

そして私がさっきまでプレゼントを持っていた手は優哉につながっている




「優哉ー.なんかね…手がつながってる。面白い事になってるよ?」


普段あり得ない状況に笑いがこみあげる