日だまりの愛


次の日

10月21日
私の21歳の誕生日



日曜なのに.朝から騒がしい我が家

「もーもー!!」




下からお母さんが呼んだ

毎年恒例の呼び声




階段を下に降りて.リビングのドアを開けた

「おはよ.お母さん」





「「おめでとう〜♪」」


目に入ってきたのはお母さんとお父さんで

私の目の前には.50本くらいのバラの花束と大好きな服屋さんの紙袋



「あ.ありがと」


恐縮してるのか.少し引いているのか.両親よりも興奮度が少ない私





「これ.受け取って〜」


「うん。毎年ありがとう♪」



「桃!これもやるぞ」


「やったぁ!ありがとう〜」




お母さんから花束をもらい
お父さんから紙袋をもらった


早速開けようとソファーに向かう
それを追い掛けるように両親もついてきて.2人もワクワクしてるのがわかる