日だまりの愛


「優哉こそなんで屋上なんかにいるのよ」


雰囲気を変えたくて優哉の話題に持っていく



「俺はここが好きなだけ」


「ふ〜ん。友達いないんだね(笑)」


「はぁぁ?」


優哉の声が一気に黒くなる




「嘘〜(笑)私という友達がいるしね」


はにかむように笑ってみせた

こうやって自然体でいれる友達が私の周りには沢山いる



だけどそばにいたい人が…
いてほしい人がもう近くにいない

「桃?また暗くなってんぞ」



優哉に言われてハっとした




いけない.いけない

「ごめん。でも大丈夫だから」



そう.私は大丈夫なんだもん