日だまりの愛


「もういいよ」


「え?」


「いっつもそうだよな.自分が黙れば俺が優しくすると思ってんだろ」



そんな事思ってない!
私はただどうしたらいいかわからないだけで…

「違うよ。そんな事思ってない」


「思ってんだろ!」


いつも出さないような強い声で隆が言う

その声に私は肩をびくつかせた



その瞬間.隆がため息をもらす




「ごめん..もういい。桃と一緒にいると疲れる」






疲れる? 

いつからそんな事思ってたの?






涙が目にたまって.今にもこぼれ落ちそうになる


「分かった」

隆の顔を見ないで一言言って走りだした