祥子の目を見て話した
「いいんだ.隆が誰を好きでも。隆は私を大切にしてくれてるって分かったからさ」
喋りながら鼻の奥がツーンとした
「それに隆は大切な幼なじみだから...幼なじみとしてこれからも一緒にいれたらいいかなって」
なんか綺麗事並べて.自分に言い聞かせてるだけな気がするけど.これが素直な気持ちだから
祥子なら分かってくれると思ったから
祥子は私に笑いかけた
「うん!なんか桃らしい答え出したんじゃない?よしよし」
祥子が私の頭を撫でて
教室に入ってきた時の殺気はすっかり消えていた
「そこ〜!さっきからうるさいぞ」
「「すいません」」
授業が始まってるのにも関わらず話に夢中な私達
でも祥子とこんな風に話せるなんて思わなかったから凄く幸せな気持ちだった

