日だまりの愛


私が黙っていると祥子が淡々と話し始めた



「最近おかしかったけど.昨日はさすがに意味わかんない。だって隆に冷たい目線送るのは理解出来るけど.私にまであんな目線送られちゃ適わないわ」



私そんな態度取ってたんだ
反省ー


「それで思ったの。最近の桃.隆の好きな人探ししてたじゃない?それで最終的に勘違いして.私になったんじゃないかって」



「うっ」

でもね.勘違いじゃないと思うんだ!


「桃.勘違いもほどほどにしてよね」


祥子の顔はまだプンプンしてて.私は顔色を伺うので精一杯になる



「勘違いじゃない……かもしれないよ?祥子が気付いてないだけで」


「やっぱりそう思ってたんだ。んな事あるわけないじゃん!」


少し煽るように声が重なった



「そんなの祥子にわかんないよ」

「分かるわよ。見てれば誰が好きかくらい!!」