抵抗しない私をさらに心配したのか.包む手がさらに強くなった 少しきつくて小さく声が出た そして.すがりつくように手を伸ばした 私の手は相手の背中に回る 今だけ 最後だから甘えさせて と心の中でつぶやいた 私の手が背中に回った拍子に 包む手が緩み.耳元で小さく呟いた 「俺のいないとこで泣くな」 その言葉でまた涙が溢れた