その日の帰り道
私はべったり祥子にくっついて門に向かった
気持ち悪いって言われたけど
私には明日が無いんだもん
門に向かうと
見慣れた人が1人
どこにいたって分かっちゃうんだもん
あぁ
タイムリミットだ
私は祥子との距離を少し開けた
「祥子.ごめん。私.やっぱり図書館よって帰る」
「え?桃?隆がそこに…」
私は祥子の言葉を最後まで聞かないで走った
でもやっぱり気になる後ろ
チラッと横目に入れた
「…やだッ」
目に入った光景は
祥子が隆の腕に手をかけてる所
そんな姿今まで何回もあったのに.そんなとこにまで私は嫉妬してるんだ

