Sugar doll

突然
松田さんが

私には死角になっていて見えない
ドアの後ろに向かって
手招きした


「こっち来いよ。」

そう言って
呼ぶ先に見えたのは

優しい笑顔の
女の人

緩やかにウエーブした
ツヤツヤの長い髪

さくら色のカーディガンに
真っ白のシフォンスカートが
細い足にとても似合ってて

思わず
見とれてしまった


その人は
松田さんの横に立つと
軽く頭を下げた


私もつられてお辞儀する



ドクンっ



ドクンっ



高鳴る鼓動が
一気に重く

深いモノに変わっていく