Sugar doll

「え?
いいの??」



……

え?

今何て言った??

「姫川さん?
文化祭、行っていいの?」


「あ!
はははいい!

もちろんです。
ぜひ来てください。」

バット顔をあげた瞬間

松田さんの顔が
目の前にあった

「っつ…!!」

一瞬
思考回路が停止する

「じゃ、楽しみにしてるね。
文化祭頑張って。

あ!
ごめん、そろそろ行くよ。

ありがとう。じゃね。」


松田さんが店内に戻った後も
私はその場から動けなかった