Sugar doll

翌日の放課後


私は
松田さんのいる美容室の前で
真琴と一緒に
大きく深呼吸


「大丈夫?
なんか…こっちまで緊張してきちゃった。」


ドキドキドキ

頭まで響く行動

耳が熱い

真琴が心配そうにのぞきこむ

「大丈夫…
たぶん。」

その時

「やあ、ごめん。お待たせ。」

この前と変わらない
優しい笑顔で松田さんが店から出てきた

相変わらずカッコいい

髪はゆるくウェーブしている

ドキンッ!!

や、やばい

落ち着け…
思わず胸元を握りしめた