Sugar doll

うーーー
寒っ!!


北風に体を震わせる


足早に通り過ぎる
通行人の
冷たい視線

冷えて行く体


いつも
モジャ毛は
これに耐えて

俺を待ってくれたのか…


今までは
感じることが出来なかった

モジャ毛の気持ち


ギュっ

俺はケーキの入った箱を
握りしめた


今日は
モジャ毛の誕生日