Sugar doll

その日みた
モジャ毛の泣き顔

俺は忘れることが出来なかった

それどころか
何をしてても

どこにいても

モジャ毛を思い出して


気がついたら
モジャ毛のバイト先に
足が向いていた




いつもなら

モタモタと
モジャ毛が動いている姿が
すぐに見えるのに


…いない


次の日も


…いない



ついには店長らしき
男に訪ねた

「あー。
ラムちゃんは辞めちゃったんです。」


「辞めた?!」


「はい。残念ですよ。」

そう言って
店長は仕事に戻る




《…もう会いません。》

その言葉が
俺の頭にこだました