Sugar doll

こんな遅くに
制服のままで

膝小僧真っ赤にして

マフラーにすっぽり顔を埋めて
モジャ毛が立っていた


「おまえっ…
こんな時間に何してんだ?!」

俺の問いに
モジャ毛は
ナイロン袋を差し出した


「元気の素。

渡したくて…
待ってました…。」


モジャ毛から受け取った
袋の中はドリンク剤や栄養食品


「これ渡すために…
ずっと待ってたのか?」


俺の言葉に
真っ赤なほほをしたモジャ毛は
頷いた


「今日お店込んでたから
きっと
疲れて帰ってくるだろうな…って


私がつらい時に
助けてくれたから

何か恩返しがしたくて…。


こんなことしかできないけど。」


そして
恥ずかしげに目を伏せる

そんなモジャ毛が

すごく

たまらなく


愛しく思えた