Sugar doll

「あ!
はい。どうぞ。」


差し出された大きな掌に
ティッシュを乗せた


トクンッ

私の頭を撫でてくれたのは
この手…なんだ…


思わず手を見つめてしまう


「どうした?」


「あ、いやっ!別に!

私…そろそろ上がりだから
もう、行くね。」


慌て視線をそらして
店頭を片付ける


「?
そうか?

じゃ、お疲れ。」


片手を挙げると
竹内さんは

歩いていってしまった