Sugar doll

連れてきたのは
俺の仕事先のカフェ


午後から定休のため
誰もいない
静まり返った店内


西日のさしこむ
窓際の席に
モジャ毛を座らせた


夕日に透けるモジャ毛の髪は
キラキラ輝いて

白い肌と重なり
まるで
陶器の人情の様で


モジャ毛が急に
大人びて見えた



「ちょっと、待ってろ。」


俺の言葉に
コクンと首を縦に振って

うつむいたままの
モジャ毛を残し


俺は


キッチンの奥にある
仕事場へ向かった