サァー…サァー…




「……ねぇ、雨音、落ち着かない?」

「う~ん、一人だとやっぱ寂しくないか?お前と一緒になら……悪くないかな。」

「(笑)じゃあこれからは、雨が降ったら一緒にみようね?雨音に耳を澄ませてみよう?きっと、悪くないよ。」

君はそう言って微笑む。



そうだ。


君がいれば。
隣りに君のぬくもりがあれば。
俺も君と一緒に、君の好きな雨を眺めて、幸せを感じられる……。





これからは、一緒に。






―完―