由『…かずゃ。』 壊れてしまう様な物を大事に扱うかのように優しく、丁寧に和也は私を包んだ… 《温かい… 今の私には和也が必要なんだ…》 そう思い、過去の自分を伝えたいと素直に思った… 今言っても何も変らない、だけど知って欲しかった… 伝えたかった… 由『…和也、私の過去聞いてくれる? 聞いても自分を責めないで、それは約束して…』 和「…わかった。 俺が引っ越してから何があったか教えて…」 由『…うん。』 そして、私は全てを話した…