次の日…

全生徒がジャージに着替え、
運動場で整列している


祥「では、待ちに待った、体育祭を始めま~す!
皆、練習の成果を発揮しましょ~!」


『おー!』


暑苦しい男子の叫び声が運動場に響く



私はというと、
生徒会委員なので、
運動場の前にあるテントにいます!

そして、
どこの誰か分からない人達が私の前を行ったり来たり…


「橘さん!俺、頑張るから見てね!」

「俺も頑張るから応援してくれる?」


由『うん…
頑張って下さい?』


「「はい!頑張りますっ!」」


ハァー
何なんだろー?
この人たちは…



相変わらず
橘由里衣は鈍感だった。