和「で、アイツ誰?」
和也はまだ怒っている
由『あの人は、3年生の早瀬先輩…
私をね、助けてくれた。』
和「助けた奴がなんで、理科室に由里衣を連れてったんだよ!
何された!」
由『何って…』
和「何だよ!
言えない事でもしたのかよ!」
ダンッ。
私は和也に壁に押された。
すかさず和也は私の両腕を掴み、壁に押し付けた
由『っ!痛いっ!』
和「離してほしかったら、
早く言えよっ!」
由『…耳朶を噛まれて、
…軽くキス、された。』
和「フッ、やっぱりされてるんじゃないかよ。
俺が消毒してやるよ。」
和也の顔が私の首筋に近付いてくる
嫌だ…
恐いっ!
叫びたい。
和也を正気に戻したい。
なのに…
声が出ない。
