授業が終わった
和「ゆりえ!帰ろー」
由『ゴメンっ。
私帰りに先生に呼ばれてるから行かないと…
和也は先に帰ってくれていいよ!』
和「…了解っ。
また帰り迷子になったらすぐ俺に電話しろよ!
すぐ行くからな!」
由『ありがとう!』
私は教室を出て理科室に向かった…
後で和也に待っていてもらうべきだったと後悔することも知らずに…
《良かった~
迷子になることなく理科室に来れたー
わざわざ冴島くんの妹さんを待たせるのも可哀想だよね…》
ガラガラ。
ドアを開けて中に入ると理科室は真っ暗だった…
由『あのー…誰かいますかぁ?』
暗闇に向かって声をかけるのが少し怖くなった…
ダンッ。
鈍い音と共に頭が熱くなり、意識が遠のいて行く…
冴島「おやすみ、お姫様。」
