由『ん?
今大丈夫だよ!』
冴島「今日の帰りさ、時間空いてる?
僕がメイド服作る担当なんだけど…橘さんのサイズが分かんないから測りたいんだ。
別に今日じゃなくても、橘さんが空いてる日でいいよ。」
由『今日は…別に用はないから残れるよ!』
冴島「良かった!じゃあ、今日の放課後、理科室ね!
それでいい?」
由『うん…あのさ、サイズ測るのって…冴島くんがするの?』
冴島「やっ、僕じゃないよ!
僕の妹に頼んで手伝ってもらうから!
僕がやるって言ったら不安でしょ…」
由『良かった!
じゃあ全然平気だね!』
冴島「あっそうだ!
コッソリと進めて行きたいから、誰にも言っちゃダメだよ!」
由『了解っ!』
冴島「じゃあ帰りに。」
私はこの時、
冴島くんの怪しい笑顔に気付くことが出来なかった…
