「無論だ」
目を閉じ、ルドルフは静かに告げる。
「俺は武人だ。同じ武人にしかその武力は行使しない。市井の人間を手にかけるなど、外道畜生のやる事…そういう意味では」
彼は片目を開く。
「貴様も本来非戦闘員だろう。逃げてもいいのだぞ?」
「……」
やはり。
私は少し前から、ルドルフにある疑問を抱いていた。
「ルドルフ…あんた本当は、旧世界の人間に憎悪なんて…」
「言うな」
私の言葉を、彼はピシャリと制する。
「旧世界人によって、俺は妹を失った…俺の種族は最早希少種でな。俺と妹しかいなかったのだ。その大切な妹を失ったのだ…生きていると信じ続け、長きに亘って数多の世界を渡り歩く日々…それでも妹は見つからなかった…彼女はもう死んでいるのではないか。そう考え…その憤りを、元凶である旧世界人にぶつけて何が悪い?」
尤もらしい理屈を並べるルドルフ。
その言葉を。
「違うわね」
私は逆にピシャリと制してやった。
「ルドルフあんた…本当は殺して欲しいんじゃないの?」
目を閉じ、ルドルフは静かに告げる。
「俺は武人だ。同じ武人にしかその武力は行使しない。市井の人間を手にかけるなど、外道畜生のやる事…そういう意味では」
彼は片目を開く。
「貴様も本来非戦闘員だろう。逃げてもいいのだぞ?」
「……」
やはり。
私は少し前から、ルドルフにある疑問を抱いていた。
「ルドルフ…あんた本当は、旧世界の人間に憎悪なんて…」
「言うな」
私の言葉を、彼はピシャリと制する。
「旧世界人によって、俺は妹を失った…俺の種族は最早希少種でな。俺と妹しかいなかったのだ。その大切な妹を失ったのだ…生きていると信じ続け、長きに亘って数多の世界を渡り歩く日々…それでも妹は見つからなかった…彼女はもう死んでいるのではないか。そう考え…その憤りを、元凶である旧世界人にぶつけて何が悪い?」
尤もらしい理屈を並べるルドルフ。
その言葉を。
「違うわね」
私は逆にピシャリと制してやった。
「ルドルフあんた…本当は殺して欲しいんじゃないの?」


