Wissenschaft vs. die Magie

私の承諾を得て、指揮官は早速手筈を整える。

『大統領の許可を得た後、輸送機で君の元へM-388を輸送する。君はM-388を受け取り後、最大射程距離である4キロ地点から無反動砲用核弾頭であの男を狙撃、速やかに離脱する』

作戦の概要を、私は真剣な表情で聞く。

『断っておくが、無反動砲用核弾頭は一発しかない。しくじればそれまでだ。チャンスは一度しかないと思ってくれ』

最悪のケースとして無反動砲用核弾頭を外したり、ルドルフにそれが通用しなかったりした場合は、別の手段を講じるしかない。

とはいえ、核兵器なのだ。

万が一にも通用しないという事はないと思うし、外したとしても放射線の飛散範囲にいるだけで、ルドルフの死亡は確定したようなものだ。

M-388の発射はまさに最終手段。

多大な被害と引き替えに確実な死をもたらす、禁断の最終兵器だった。