Wissenschaft vs. die Magie

『そこでだ』

指揮官は言う。

その声に苦渋の色が感じられたのは私の気のせいか。

『まことに遺憾ではあるが、一つ提案がある。君にもそれに協力を仰ぎたい』

「何でしょうか?」

嫌な予感がした。

軒並み通用しなかった軍の兵器。

ここまで追い詰められれば、軍は最終手段を発動するしかない。

軍の最終手段、それは…。

『M-388“Davy Crockett”の使用許可を、大統領に進言してみる。君にそれの引き金を預けたい』

「……!」

私の予感は的中した。

M-388“Davy Crockett”。

聞き慣れない名前だが、こう言い換えれば多少はわかりやすいだろう。

「無反動砲用核弾頭…!」