Wissenschaft vs. die Magie

「これでは埒があかんな」

軽く溜息をつき、ルドルフは額に手を当てた。

端正な顔立ちの彼がそんな仕草を見せると、なかなかに絵になる。

こんな状況でなければ、思わず見惚れる所だ。

「仕方ない…ここは一つ、戦場の流儀に従うか。何せこれは戦争なのだからな」

「戦場の流儀…?」

訝しげな表情を見せる私に。

「『生き残った方が正義』」

処刑鎌の刃をギラリと輝かせ、ルドルフが薄笑みを浮かべた。

…それはいい。

私も軽く唇を舐める。

元々私が間違っているとは思っていない。

別に論戦でルドルフを論破しても構わないのだ。

それを、彼の方が野蛮な殺し合いで決着をつけたがっているだけ。

ならばお望み通りにしてあげるだけ。

この身体強化服やグラヴィティコントローラーの試験運用を兼ねて、完膚なきまでに叩きのめしてあげるだけだ。