Wissenschaft vs. die Magie

突進してくるルドルフ。

私は。

「……っ」

逃げるしかなかった。

グラヴィティコントローラーを操作して天井に開けられた穴から脱出、上空へと逃げる。

「どうした八王子棗!遠慮は要らんぞ!」

背中の翼で飛翔し、私を追いながら叫ぶルドルフ。

右の光刃を振りかざし。

「Schnepfe bei einer leichten Klinge(光刃、狙い撃て)」

三日月状の衝撃波を射出しながら追跡してくる!

「くっ!」

重力の障壁を素早く展開して、衝撃波を防ぐ私。

このまま防戦一方では明らかに不利。

歯噛みするものの、私にはルドルフを傷つける事なんてできない。

彼は、私達旧世界人によって人生を狂わされた犠牲者のような気がしたから…。

その時だった。