Wissenschaft vs. die Magie

私が一言も反論できないまま、ルドルフは右の光刃の切っ先で目前の空間に魔方陣を描いた。

まるで、もう話は終わりだと言わんばかりに。

「Dunkelheit von der Verurteilung, einem reißen Strom des Todes(断罪の闇、死の奔流)」

その魔方陣から溢れるように噴出してきたのは、まさしく闇の奔流!

コールタールのような粘着質の黒い『闇』が、一直線に私目掛けて襲いかかってくる!

咄嗟に回避行動に移って難は逃れたものの、闇によって侵蝕された国際科学研究所の特殊隔壁製の天井が、クリームみたいにドロリとした液状にまで溶けてしまった。

「さあ、次は貴様だ。反撃してみせろ」

余裕の表情すら浮かべるルドルフ。

「好きなのだろう?戦争が。楽しいのだろう?殺し合いが」

その余裕の表情が、再び憤怒へと変わっていく。

「我が妹を奪ったように、俺の命も奪ってみせろ!」