Wissenschaft vs. die Magie

私の言葉に、ルドルフが僅かに驚愕の表情を見せる。

そんな事はお構い無しに、私は続けた。

「私は科学者だから、何でも確かめずに結論付けるのは大嫌いなの。自分の目で納得いくまで確かめて、確認して、調査して、それで初めて結論を出す。あんたみたいに大した努力もしないうちから、妹は死んだんだと決め付けて周囲の人間への八つ当たりに走るなんて不愉快だわ!」

「…貴様に何がわかる、八王子棗」

ルドルフの声が、静かな…しかしドスの効いた声に変わった。

「俺が何もしていないと思うか。無限に連なる数多の世界…その世界を、アテもなく闇雲に捜し歩いた…何の手掛かりも掴めぬまま、それでも妹は生きていると信じて、何年も何年も探し求める日々…それでも妹の痕跡一つ見つからぬ…そんな日々の果てに…」

ルドルフの右の手刀に具現化した光の刃、その切っ先が私に向けられる!

「元凶たる旧世界の人間どもに復讐の刃を向けて何が悪い!」

何物をも一刀の下に両断しそうな冷たい輝きを放つ剣が、私目掛けて突き出される!

しかし次の瞬間。

「Limited part gravity operation and twice」

私はインターフェイス・ヘッドセットから伸びる小型マイクに音声入力する!