Wissenschaft vs. die Magie

私達はルドルフのその力に絶句するしかない。

魔法、ですって?

見た目ただの人間にしか見えないあの男が、そんな非科学的な力を持っているっていうの?

疑いたいのは山々だし、理論的に説明のつかないものは信用しないのが私のポリシーだけど。

「Eine Klinge vom Willen, Verk?rperung(意志の刃、具現化)」

またも何事か唱えたルドルフの右の手刀から、蒼白き光の刃が伸びた。

さながら閃光の剣。

あんなものを見せられた日には、彼が魔法を使えるという与太話も信じざるを得ない。

信用するしないに関わらず、ルドルフはあの光の刃で、私達を斬るつもりのようだから。

それにしたって。

「貴方が酷い仕打ちを受けたっていうのは数百年前の話でしょ!私達がその咎を受ける謂れはないわ!」

尤もらしい反論をしてみる。

それすらも耳を貸さず。

「俺を召喚した不運を呪え」

ルドルフは右手の刃を大きくかざした。