Wissenschaft vs. die Magie

やがてどちらともなく言葉少なになり、下平さんの教えてくれたゲートポートに辿り着く頃には、お互いに無言になっていた。

「…じゃあ、ここで」

何も言わずに別れるのはおかしいと思い、私はそんな事を言う。

じんわりと胸に広がる感覚。

驚いた事に、それは寂しさだった。

お互いに一度は命を奪い合い、世界が滅びるほどの戦いを繰り広げた相手。

それなのに、もしかしたらもう二度と会う事がないかもしれないと思うと、名残惜しさにも似たものを感じていた。

対するルドルフはクールなもので、一言も告げる事なく私に背中を向ける。

…フン、冷たいんだから。

そんな態度に少し悲しくなりながら、その後ろ姿を見送る。

一言くらいあったっていいんじゃないの?

『またどこかで会う機会があれば』

そんな可愛げのある事を言えば…少しくらいあんたの事や魔法の事、認めてあげてもいいのに…。