Wissenschaft vs. die Magie

困惑し、立ち止まり、どうしていいものか思案に暮れる私とルドルフ。

と。

「どうしました?」

私達は突然、一人の少女に声をかけられた。

宝石のような大きな瞳、透き通るような白い肌、愛玩人形のような愛らしい顔立ち、首には鈴のついた黒いチョーカー。

何より彼女のその背中には。

「!!」

翼があったのだ。

黒い蝙蝠のような、一対の翼。

「……っ」

息を飲むルドルフの声が、隣で聞こえた。

彼もまた私と同じ事を考えているようだ。

彼女は…ルドルフと同じ黒い翼を持つ彼女は…まさか…。