「なあ、舞瀬と春高ってどんな関係なんだよ?」

「あー、それあたしも気になるー!」

あちこちからそんな言葉が聞こえてくる。
きっと全然人と係わりを持たない俺が、舞瀬とノートのやり取りをしているのを不思議に思ったのだろう。

「そんなん決まってるだろ。
俺達はこいび…っ」

舞瀬が当然のように『恋人』と言いそうになったので、慌てて舞瀬の口を手で塞いだ。
そして無言で舞瀬を睨んだ。

「っ…なんだよ?」

「変なことを言うんじゃないっ!」

「えー、いいじゃんか。」

良くないっ!!

「…で、二人は?」