向こう。

結局、俺は丸三日学校を休んだ。
その間、舞瀬は俺をかいがいしく看病してくれた。

「…久しぶりな気がする。」

校門を潜って、思わず呟いた。
たった三日間だけと言っても、やはり久しぶりに思えてしまう。

学級委員をやっている舞瀬は仕事があるからと、先に行った。
舞瀬はかなり残念がっていたが、学校で会えるからと諭した。