「…久しぶりだな。
にしても、相変わらず古いな。」
第二体育館はバスケ部だけで使っていて、授業ではほとんど使われない。
以前、仮入部した時以来、足を踏み入れていなかった。
体育館のドアに手を掛ける。
俺の予想が当たっていれば…
「…やっぱり。」
体育館のドアは固く閉ざされていた。
それは中から逃げ出せないのと同時に、外から誰かが入って来られないことを意味していた。
部員を半分軟禁状態にするということだ。
俺は体育館の裏に回って、そこにある窓を開けた。
窓は古く、鍵が壊れているから簡単に入れる。
そこから入れば、ステージの上にある、使われていない放送室に入ることが出来る。
にしても、相変わらず古いな。」
第二体育館はバスケ部だけで使っていて、授業ではほとんど使われない。
以前、仮入部した時以来、足を踏み入れていなかった。
体育館のドアに手を掛ける。
俺の予想が当たっていれば…
「…やっぱり。」
体育館のドアは固く閉ざされていた。
それは中から逃げ出せないのと同時に、外から誰かが入って来られないことを意味していた。
部員を半分軟禁状態にするということだ。
俺は体育館の裏に回って、そこにある窓を開けた。
窓は古く、鍵が壊れているから簡単に入れる。
そこから入れば、ステージの上にある、使われていない放送室に入ることが出来る。

