向こう。

俺が怖がって、決して触れようとしなかった世界は、俺の想像していたものより悪いものではなかった。

怖がらなくて良い。
人と繋がることも迷惑を掛けることも、しても大丈夫だと。
そう教えてくれたのは、他でもない

舞瀬だった。

そんな人と、今、俺は一緒にいる。
たぶんこれからも、ずっと。

なら、俺に怖いものは無い。

前に進んで行ける。
勇気も希望もある。

そして光り輝く世界に行ける。
未来へ、

向こうへ。