向こう。

風呂を借りた後、また着替えを借りた。
そして舞瀬の部屋にノックをして入る。
俺はリビングのソファーにでも寝れば良いと考えていたが、舞瀬と藍姫はそれを許さなかった。
しかし来客用のベッドなどあるはずがなく、俺は結局舞瀬の部屋で寝ることになった。
それが決まったときの藍姫の顔が凄く楽しそうだったのは何故だろう。

「どうぞ。」

「あ…舞瀬、風呂、ありがとう。」

「ん。
それより凪…その格好、なんかやばいな。」

「…?」