向こう。

「舞瀬、ここは…?」

扉を開く音に、俺は顔を上げた。
しかし中は暗くてよく見えない。

「保健室。
誰もいないから安心して。」

「いいの?勝手に…」

「いいんだよ。
学校は生徒の為にあるんだから。」

ちょっと強引な気もするけど。

「降ろすよ。」

舞瀬は室内の明かりを点け、俺をベッドに降ろした。
そのまま俺に覆い被さる。
今からすることへの期待と不安で、心臓がドクンッと跳ねる。

「あ…舞瀬…」

「怖い?」