向こう。

「お、お前がいけないんだ…!
俺達からなにもかも奪ったから、だから次は俺達が仕返ししてやろうと…」

「ふざけんな!!」

舞瀬が部長の言葉を遮り、胸倉を掴んだ。

「テメェらがそうなったのは当然のことだろうが。
自分のしたことに責任を取るのは当たり前だ。
…俺に恨みを持つのは別に構わねぇ。
だが凪を傷つけんのだけは許さねぇっ!」

舞瀬は固く握った拳を凄いスピードで振るった。
身がすくむ程の鈍い音が響いたと同時に、部長が床に倒れた。