向こう。

「茶番かどうかは自分で決めるさ。
そりゃ失敗するかもしれないけど、それはそれで構わない。」

「な、何でだよっ!?
お前達は舞瀬に復讐したいんじゃないのかよ!?」

「したいよ?
でも第二の狙いは…春高凪君。
君なんだよ。」

第二の、狙い…?
何故俺が?

部長達とは接点どころか、顔も知らなかった。

「凪君は知らないかもしれないが、君は他学年でも人気があるんだよねー。
女子にもだけど…男子にもね。
もちろん、性行為の相手として。」

「…!!」

獣のような目で見られ、背筋が凍る。