向こう。

「…!」

話し?
一体、何の話をするというのだろうか。
それよりこれは本当に舞瀬が書いたものなのか。

話の内容は文脈からは読み取れない。
字は…前に借りたノートの記憶をたどる限り、似ていると思う。

「……仕方ない。」

聞きたくない気持ちもあるが、逃げても何も変わらない。
これではっきりさせよう。

俺は舞瀬を待つことに決めた。